みずうみ2023

暮らしの中で出会った言葉や考えの記録

2023-01-01から1年間の記事一覧

さよなら2023

2023年ももうおしまい。 3歳児の世話が最優先ゆえ、大掃除もせず、ほぼ日常通りに過ごしている。 朝、何品か、おせち料理を仕込んだ。 今年は、いいことも悪いことも想定外のこともさまざまある一年だった。 相変わらず、時間があれば映画を見て本を読んで、…

失敗から学ぶ

昨日は娘氏のやっている居場所で、年末企画として対話の場を開いたが、あまりに進行が下手すぎて、終わった後はしょんぼり自己嫌悪に陥ってしまった。 やってみたいんですよね、というつぶやきから、「じゃあ、やりましょう!」と突然引っ張り上げてもらって…

きぼうのまち

ほうぼく(抱樸)の「きぼうのまちプロジェクト」のクラウドファンディングがあと6日になった。 抱樸 活動35年"ひとりにしない"支援の集大成「希望のまち」(認定NPO法人抱樸ーほうぼく 2023/10/04 公開) - クラウドファンディング READYFOR 3億円目標で、…

あっぱれな人 追記 

昨日の朝食の時、件の豪快さんについての今の自分の考え(前記事に書いたようなこと)を家人につらつら話す中で、やはり彼女は全くノープロブレムだとも言い切れないかもなあ〜と思い直したことだった。 有限なひとりの人生において、人それぞれキャパシティ…

あっぱれな人

金曜日。 曇っているけれど、それほど寒くはない。 この薄暗さにほっこりしている。 先週は末っ子の病気で引きこもっていたが、今週は家族以外の人とよく喋ったり(メールやラインなどの)やりとりをし、成り行きで仲介的なこともし、刺激の多い一週間であっ…

腐敗しすぎ

昨晩も末っ子の夜泣き(っていうか夜怒り)で4時起き。 枕元を照らして「くらしのアナキズム」の続きを読んで、目からうろこがハラハラ剥がれ落ち中である。 それだけに、ふと目に入った国内の政治腐敗のニュースにかーっと怒りがこみ上げてしまう。 自民党…

「わたし」をやめない

火曜日から続いた末っ子の高熱は、昨日からようやく平熱になり、明日は久々に登園できそう。今回も、長かったなあ。はああー深いため息。 自分の場合、子供が病気になって一日中子どもシフトになっても、もちろん余白がゼロということではなく、隙間時間に本…

この状況を言語化してみるということ

おとといの夜から末っ子が熱を出し、昨日も今日も園をお休み、病気モードに突入中である。(今年何度めだろう、泣) 病気の子どもに合わせて日がなごろごろしていると、自分もちょっと病気みたいな、薄汚れたすっきりしない状態になる。 こういう時って、そ…

「くらしのアナキズム」

月曜日。 12月に入った。 季節感が乏しくなって久しいけれど、妙な慌ただしさだけはあり、これからの1ヶ月は、駆け抜けるみたいに過ぎていくのだろうな。 今朝は、雲が厚いからか、世界が不穏だからなのか、低空飛行の飛行機の音がとてもうるさい。 部屋の窓…

「THE BEAR(一流シェフのファミリーレストラン)」

2022年〜アメリカ/原題:THE BEAR/監督・脚本:クリストファー・ストアラー/2シーズン18エピソード この作品を見るためだけに、1ヶ月だけディズニープラスに入会した。 それだけのことはあった。 私の中の、2023年ドラマ部門、ぶっちぎりのベストである。…

対話はじまる

昨日は、ファシリテータとして初めての対話をすることができた。 全く自分の力はなく、あの、対話がしたいでーす、とこわごわ手を挙げた単なる言い出しっぺに過ぎない。 対話ができたのは、私を励まし、チキンな私の逃げ場を絶妙に塞ぎ、あの場を整え、発信…

「正欲」

2023年/監督:岸善幸/134分/2023年11月10日〜公開 この社会にだめなところもバックラッシュもさまざまあるが、こういうテーマの映画がメジャーな俳優で映画化されるようになったとことは、時代の進歩と言えると思う。 本来、人間は一人一人全然違う価値観…

やりたいことをやった時点で成功

きりりと寒い初冬の朝。 11月最後の週、そして私がファシリテーターとして参加する対話の日も近づいている。 あれこれ思い悩んで準備もしてきたが、力不足はもう仕方のないことなので、最終的には「自分の持っているものを使って愛を広げる」という構えから…

「愛にイナズマ」

2023年/監督:石井裕也/140分/2023年10月27日〜公開 この上なく重たい「月」を先月見たばかり、同じ監督が作ったコメディを面白く見た。 笑えるし、泣けるところも多々あるが、全編を貫いてほとばしるのは怒り。 この作品で石井監督は随分いろんなものに…

母になる

近所の直売所で無農薬の菊芋を一袋100円でゲットできたので、昨日は大量にポタージュを作った。 冷蔵庫の色んな残り野菜(玉ねぎ、蕪、人参、椎茸など)も適当にどんどん刻んで入れて、煮込んでブレンダーでペースト状にして、豆乳でほど良い感じにのばす。 …

人に会う、読書の秋

今週は珍しく毎日誰かと約束してるみたいな、人と関わることの多い一週間だった。 こんな時に限って、普段連絡のない関西の親友から母校の学祭に行ったよーと大量の画像が届いたり、10年ぶりの知人にイベント会場でばったり再会したりもするのである。 私の…

しんどい冒険をはじめる

昨夜も喘息の具合が悪く、仕方なく吸入器の薬を使ってなんとか眠った。 5時前に末っ子に起こされ、暗がりで「絵本のなかへ帰る」(高村志保著)の続きを眠くなるまで読み進める。 素敵な本。息子が幼い頃に読んだ本が何冊も出てきてとても甘く懐かしい。 知…

対話の場をひらく

11月も飛ぶように過ぎていく。 毎朝起きるたびに、昨日より寒くなってると感じる。 今日は、上着なしでセーターだけで自転車に乗ったら、風がすうすうして随分寒かった。 庭のフォレストパンジーの葉っぱもすごい勢いで散って、掃いても掃いても間に合わない…

夜明け前

夜半から強い雨風。 ちょっと怖いくらいの勢いで、このところ雨が少なかったので、せいせいとした思いで眺めていた。 未明にふと目が覚めたら、ベッドの端っこにぎゅーぎゅーに追いやられながら、末っ子に腹回りをプロレスの技的に両足で挟まれた状態であっ…

Incognitoのライブセッション

さて、一週間が始まった。 夫氏は海へ、娘氏はバイトへ。 今週は、珍しく人に会う用事が詰まっているばたついた一週間なので、静かな今日はさくさくこつこつ、いろんなことを片付けようと思う。 今日も地に足つけて、まめまめしく暮らそう。 昨夜、夫氏に勧…

複雑さ、シンプルな人間の事実について

三連休、ようやく終わりが見えてきた。 末っ子は遊び疲れて昼寝中。 パレスチナのニュースを目にするたび、胸が塞がれる。 今目の前で起こっていることは、狂気じみた無差別殺人でしかない、とにかく止めろ、止めてくれとただ念じるしかない。 そんな中、日…

秋深し、「思いがけず利他」

このところ、朝起きるのは毎日4時台。まだ外は暗い。 よく起き抜けに近所を寝巻きのままふらっと一周歩くのだけど、今朝は家の外の通りに出たら、まだ明るさを残した大きな満月が低い位置にあり、正面から目が合った。 寒いし、さすがに早すぎたかなと思いな…

心の棚おろし

昨日は風が強く吹いて本当に爽やかな日だった。 朝からある人のセッションを受けるために車で30分ほど西へ走り、昼までじっくりと話を聞いていただいた。 会ってすぐに、別になんということもないところでぶわっと涙が吹き出てしまって少し慌てたものの、そ…

「月」

2023年/監督:石井裕也/144分/2023年10月13日〜公開 津久井やまゆり園障害者施設殺傷事件(相模原事件)から9年が経ったけれど、事件をこの社会がどう考え、我々はどう歩みを進めていけば良いのかという総括には、いまだ程遠い段階にあると感じる。 この…

喘息、生後1147日

先週は、急に寒くなって、季節の変わり目に起こる喘息の発作がとてもひどくなって、三連休に救急へ駆け込む羽目になった。 寒暖差がとりわけ激しかったせいだと思うが、こないだ食中毒になって体が弱っていたこともあると思う。 病院のカルテを見たら、前回…

差し入れ準備中

ここ数日、ものを買い回っている。 急に夏が終わって秋になって、パリで暮らす息子氏に差し入れをしよう、と急に思い立つ。 本人に訊くと、ここぞとばかりにリクエストがあって、揃えるのがなかなか大変なことに。 ユニクロの超極暖ヒートテックなどの冬物衣…

「BEEF 〜逆上〜」

2023年アメリカ/原題:BEEF/監督:ジェイク・シュライアー、HIKARI、イ・サンジン/10エピソード 各話約34分/2023年4月6日〜Netflixにて配信 「パラサイト」「エブエブ」を経て、今ではもう、いぜんのようなアジア人のステレオタイプな描写からは完全に脱…

何も起こってないみたい

50万人以上の声を無視して強行したインボイスって、本当に今日から始まったんだろうか? ニュースではろくに報じられてこなかったし、今日もただただ普通の日曜日で、まるで何も起こっていないみたいに静か。ひとつも実感が湧かない。 先日行った日帰り温泉…

病み上がり

朝ごみ捨てに行ったら、目の前には雲ひとつない青空、爽やかな風が体を吹き抜けて、思わず笑顔になる。 私は、病み上がり。 だから余計に世界がカラフルに見える。 数日前、給湯器が突然、何の前触れもなく壊れて水しか出なくなった。 真冬でなくて良かった…

658km、陽子の旅

2022年/監督:熊切和嘉/113分/2023年7月28日〜公開 2023年の映画は上半期はとっても豊作、だけど下半期はそれほどでもなく。 とはいえ、映画館で映画を見る機会が一定期間以上空くとむずむずしてくる。 本作は、マストではなかったけど、ちょうど会う予定…