みずうみ2023

暮らしの中で出会った言葉や考えの記録

「THE BEAR(一流シェフのファミリーレストラン)」

2022年〜アメリカ/原題:THE BEAR/監督・脚本:クリストファー・ストアラー/2シーズン18エピソード

 

この作品を見るためだけに、1ヶ月だけディズニープラスに入会した。

それだけのことはあった。

私の中の、2023年ドラマ部門、ぶっちぎりのベストである。

大事に大事に1話ずつ見てきて、とうとう終わってしまったー。

あまりに名残惜しくて、2シーズンの7話からをもう一度見直して、それも、終わってしまった・・・。はぁぁー、ロス・・・。

毎日末っ子が眠ったら、飲み物を準備して、夫氏といそいそと画面の前に集合して、1話見て、ちょっと感想をわーわー言いあって、さ、仕事だ、解散!という日々だった。

この作品の続きを見る楽しみがあるってだけで、日々色々あってもそのひとときだけは留保なく幸せを感じられる、ここ最近の重要イベントであった。

(こんなお楽しみ感は、コロナ禍のさなか、妊娠中で、毎晩夜散歩の後に小曽根真さんのライブ配信を見ていた時以来だったな。)

 

何から語っていいか分からないくらい、全部好きな作品であった。

登場人物は全員見事にでこぼこで人間的魅力に溢れ、物語が伝えたい思いには共感を超えてリスペクトの思い。

このドラマは、シズル感がすごい。

料理ももちろんそうだし、人間もそう。

クローズアップが多用されていて、瞳の表情から心の揺れがびしびし伝わってくるような演出に終始惹きつけられっぱなしだった。

心意気に打たれたことが根本にありつつ、映像作品としてのクオリティも相当なレベルであった。

とりわけ、文字に起こしたスクリプトで欲しいくらい、脚本が素晴らしいなと思った。

 

あー今は、ばかみたいに「めっちゃ良かった、すごかった」という言葉しか出てこない。

どうか騙されたと思って、ぜひ見てみてほしい!損はさせませんから。

特にシーズン2のすばらしさったらなかったな。

今はまだリッキーに恋してる気持ちが続いていて、思い出すたびきゅんとする。

私は子犬のような目をした人にとても弱い。

 

これでまた1年、2年待つのよね〜、忘れた頃になってやっと次のシーズン来るのよね〜