みずうみ2023

暮らしの中で出会った言葉や考えの記録

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「哀れなるものたち」

昨年末から年始にかけては近場の映画館では観たい作品がほとんどなかったけれど、これからしばらくは期待作がめじろ押しで嬉しいー。 一番の楽しみは、2/23公開の「落下の解剖学」と「哀れなるものたち」。 2023年イギリス/原題:Poor Things/監督:ヨルゴ…

往復書簡はじめました

写真家の長島有里枝さんは、去年出会った中で、最も好きな書き手のひとりだ。 以前からもちろん名前やあの有名な家族ヌードの写真は知っていたし、テレビや雑誌のインタビューを見かけたことはあったけれど、これまで文章は読んだことがなかった。 長島有里…

ただ違うだけ

殊更に冷え込む日。 ヨガのレッスンに行くのが億劫だけど、ほんの数日身体を動かさないと、体に滞りを感じるから、気力を振り絞って行こうと思う。 「スポーツや身体を動かす系のことは、何かこれとひとつ決めて、それを気長に細く長く続けていくのが健やか…

灰色の天然

最近、近所のパン屋さんで働いている娘氏が、バイト先の職人のオーナー夫妻に何か分からないことを尋ねるなどすると、たびたび「イラっとするような、引くようなリアクション」をされて、だんだん萎縮してしまうようになった、としょんぼり話すようになった…

「老後とピアノ」

週末は、いつものように風邪気味鼻水だーだーの末っ子に沿ったシフト。 連日屋内施設で遊ばせる三連休だった。 最近ではもうさすがに、この子はどっちかというと身体の弱い子なんだという構えでやっていくということなのだなと観念している。 とことん振り回…

何が起きようとも何も起きていない国

震度7の地震が起こってから6日が経って、改めて言葉を失っている。 この国の劣化に。 13年前に起こった東日本大震災を教訓に生かせていないとかいうレベルの話ではない。 政治、行政機能、経済、社会のインフラ、メディア環境、そして人心。 13年前よりも、…

「本が語ること、語らせること」「その道の向こうに」

「本が語ること、語らせること」 青木海青子著/2022年/夕書房 「その道の向こうに」 2022年アメリカ/原題:Causeway/監督:リラ・ノイゲバウアー/94分 今年は、気持ちを静かに保ち、ささやかなヴォイスに耳を澄ませる一年にしたい。 大声や威圧や想像力…

YOASOBIの紅白のステージを見て思ったこと

紅白をリアルタイムでは見なかったんだけど、いくつかのステージを遅ればせながら見た。 どのアーティストにもさすがの気合いを感じつつ、YOASOBIの完璧に作り込まれたステージが圧倒的だった。 これがトリでないなんて、なんともったいない。 今、この時代…

「料理と利他」「家事か地獄か」

年末年始は、認知症の義父にとって不安が増幅する期間だ。 彼がいつもランチに通っている近所の地域の人々でやっている食堂(兼居場所)が長期休暇になるし、生協の夕食の配食サービスも数日間はお休みになる。 彼の住む鎌倉の山上は、ハイキングコースなど…

なんという幕開け

昨日は、義実家にてお正月の集まり。 おせちとお雑煮を食べてから、みんなで神社にお参りに行った。 夫の弟のパートナーさんと、楽しく喋れたのが嬉しかったな。 いつも来るか来ないか五分五分だから。 なんか、喋りたそうな感じでずずずっと寄ってきてくれ…