みずうみ2023

暮らしの中で出会った言葉や考えの記録

2023-01-01から1年間の記事一覧

再会

昨日の午後は市内某所での集まりに本当に久々に参加して、そこでもしや会えるかなー会いたいなー、となんとなくイメージしていた人に無事会うことができた。 しかし、その人が来月にはこの土地を離れて新しい人生を踏み出す、それも単なる移住とかではなく、…

寝不足の祝日の朝

もうどんどん春になるかと思ったら、少し曇って肌寒い。 久しぶりにホッカイロの袋を開けた朝。 午前中は、保育園仲間N家と川沿いの公園へ。 桜が満開になるのは来週くらいだろう。 夜中に何度も末っ子に起こされるので私は相変わらずの寝不足。 今朝も頭が…

どんどん外へ

雨の中、娘氏は都内へ。知り合いづでて某メディアから出演依頼を受けている。 最終的に引き受けるかどうかは未定だけれど、社会科見学と思ってとりあえず行ってみれば〜、と勧めておいた。 「あなたにぜひお願いしたい」と誰かに言われたことは、自分が思う…

意地悪なのは誰か

今年も無事、確定申告を提出できた。 滅多に自分を褒める気持ちになれない私が、唯一手放しで自分を褒めてやりたくなるほどの達成感を感じさせてくれる毎年恒例の苦行、確定申告。 エブエブでも、確定申告で役所の人にあーだこーだ言われてる最中に、マルチ…

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」

2022年アメリカ/原題:Everything Everywhere All at Once/監督:ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート/139分/2023年3月3日〜日本公開 昨日はちょうど今年の米アカデミー授賞式の日で、あれもそれもどれも、ぜーんぶエブエブが授賞〜!とネットの速…

「エンパイア・オブ・ライト」

2022年イギリス・アメリカ合作/原題:Empire of Light/監督:サム・メンデス/115分/2023年2月23日〜日本公開 こんなに涙が止まらない映画を見たのは、久しぶり。 この物語を彩る人々の優しさ、人生の悲しさを抱きしめたからこその控えめで深い思いやりに…

ようやく復活

末っ子が1週間ぶりに登園。やっと通常モードに戻ってほっとひと息ついている。 土曜日に再度別の小児科にかかったのだけど、今度はとても良かった。 前日の電話対応も、待合室の雰囲気も、医師の佇まいも、診察の仕方も説明も、和やかで簡潔であった。 末っ…

「対峙」

2021年アメリカ/原題:Mass/監督:フラン・クランツ/111分/2023年2月10日〜日本公開 2021年にアメリカ国内の学校で起こった無差別銃乱射事件、249件。 これは休日を除くほぼ毎日、国内のどこかの学校で銃乱射事件が起こっているということで、あまりに異…

今月二度め

ここ数日で風が柔らかくなってきている。 近所の神社の河津桜も咲き始めて、春の気持ち。 途端にうずうずと動きたくなっていたところに、保育園から電話。 末っ子がまたも発熱とのこと。 お迎えに来てくださーい、とさくさく告げられる。 一昨日の朝はいつも…

「フィッシャー・キング」

1991年アメリカ/原題:The Fisher King/監督:テリー・ギリアム/138分 夫氏のオールタイムベスト。彼は何かっちゅうとこの映画で例えたがる。もちろん、私も大好きな作品。 映画館での視聴は未見で、今回「午前十時の映画祭12」でかかることを知り、娘氏…

明るくあることを選ぶ

結局、雨の中飲み会は決行されたのであった。 末っ子のお迎えの後、車で指定の広島風お好み焼き居酒屋へ。 予想通り話が尽きず、結局店が閉まるまで喋り続け、私が車で来てるのをいいことに駅前のファミレスに移動してまたもファミレスが閉店するまで喋り続…

雪予報

昨日から明日は雪だと散々聞かされていたけれど、今もしとしとと雨が降っている。 しんとした家の中一人きりで、静けさを堪能している。 何度もおかわりできるよう、ポットいっぱいにアールグレイを作った。 今日は夕方から久しぶりの友達で集まる予定だった…

「禁断のテレビ史」とこの30年

オリラジアカデミーの「禁断のテレビ史」、今頃見たがすごく楽しめた。 中でも、1990年代以降の日本の30年史を、その時代時代に一世を風靡した番組に重ね合わせ、どんな必然性があってその番組たちが生まれたかを説明しながら解説するのが目からうろこの面白…

子育て仲間

娘氏は横浜で柔道教室、夫氏は雪国で仕事。 息子氏はさっきバイト先でのパーティから帰ってきて、これから寝て起きたら世話になった先輩の帰国前のコンサートとのこと。 末っ子は夜中熱を出してぐずって浅い眠りだった。朝には熱も下がって、朝焼いたチーズ…

エゴの取り扱い

まだまだ「イニシェリン島の精霊」のことを何かっちゅうと考えては話している。 やはり私はパードリック+ドミニク味が強めで、夫氏はコルム味が強めなんだろうなあと話していて感じる。 夫婦間には永遠のすれ違いが横たわっている。 なんとかやれるところま…

「イニシェリン島の精霊」

2022年イギリス/原題:The Banshees of Inisherin/監督・脚本:マーティン・マクドナー/114分 こんなにすごい物語を書く人がいるのかと感服しながら見た。 アイルランドのど田舎の孤島に住む地味な中年男が、ある日突然長年の付き合いだった友達に嫌われ…

子らそれぞれ

娘氏、今日初出勤。 世の中でいろんな人と関わりながら修行する日々が始まる。 不登校になってからまる3年。 今思えば高校に入ったのは余計な遠回りだったなあと思う。 入学式の写真の娘氏の顔も暗かった。 ま、やってみて分かることはあるから、結果オーラ…

「ネット右翼になった父」

鈴木大介著/講談社/2023年 「脳が壊れた」や「発達系女子とモラハラ男」の鈴木大介さんの新作。 今回も鈴木さんでしかない一冊だと思った。 それは、鈴木さんは何を書いても、犯人探しに終わるのではなくて、結局自分自身を省みることに行き着く、「Man In…

要約的/非要約的なものの見方について

仕事ができる、合理的な頭のいい人って皆要約力に長けているよね、と何かの折にふっと夫が言う。 オリラジのあっちゃんのYouTube大学とかってまさにそれで、とにかくコンパクトに要旨を項目別に伝えてくれる。 見る人はそもそもの文献や資料にあたらなくてい…

スマホ/ネット依存からどう離れるか

「疲れたー、落ち込んだー、って一回止まると、そこからもう一度やる気を出してえいやって起き上がるのが一番難しい」と、娘氏が言う。 「部活のシャトルランで、がーっと走って一旦止まったら最後、もう二度と気力が湧いてこなくて走り出せないみたいな」 …

デモと労働

昨夜、パリの息子氏に、フランスでは100万人規模のデモが起こっているみたいだけどだいじょぶー?と訊くと、「1日メトロがストで止まったけど、他は特に影響ないよ」と言っていた。フランスはデモやストが日本よりずっと身近。 息子氏は、語学学校、音楽院、…

「She Said シー・セッド その名を暴け」

2022年アメリカ/原題:She Said/監督:マリア・シュラーダー/129分/2023年1月13日〜日本公開 監督はあの素晴らしい「アンオーソドックス」のマリア・シュラーダー。 「アンオーソドックス」で彼女は、NYのハシディック社会で生きる女性たちの袋小路みた…

年末年始の映画(最近の映画)

「再生の地」 2021年アメリカ/原題:LAND/監督:ロビン・ライト/89分 小さい子のママをやっていると子供に対して「人に迷惑をかけてはいけません!」というメッセージを強めに発しているお母さんに結構出会う。 それは一見良識的なように見えて、「誰かと…

「ホワイト・ノイズ」

2022年アメリカ/原題:White Noise/監督:ノア・バームバック/136分/2022年12/9〜日本公開 そりゃそうであろう。 今のアメリカにいてまともにものを考えられる人間なら、一体なんなんだこれは、どうしてこんな馬鹿げたことが誰にもまともに止められない…

考えることが生きること

毎朝起きて、自分の体調を感じてみて、昨日よりは良くなっているのだけど、思った程回復できてないことに小さく驚く。 通常の病気の時のより、明らかに回復が遅い。なるほどこれがコロナなんだな。 それでも、綾戸智恵または伊藤沙莉にそっくりだったハスキ…

今日のつぶやき

◆三連休最後の日。コロナをまだ引きずっているけれど、だんだんと気力が日常モードに戻ってきた。 今回の病気の嵐では、近所に住む友達が何度もご飯を差し入れてくれたのが嬉しい思い出。 感染ると悪いから会わないほうがいいよ、と断ったのに、寒い中わざわ…

年末年始の映画(古い映画)

あと一息で病気が抜けていく、という感覚がある。今日一日、安静に過ごそう。 年末、身動きが取れず配信を見るくらいしかないので、U-NEXTに加入してみた。月額お高めだが、見たかった古い映画などが充実している。 もう、人生も残り少ないので、今年からは…

自分ごととして考える、言葉を正確に使うこと

この数日、特に心に残った二つの語りについて。 ひとつは、ロシア軍事の専門家、小泉悠さんがウクライナ戦争について語ったこのインタビュー。 私は1人の人間として、また1人の子供を持つ親として見た場合に「やっぱりこんなことするロシアは許せん」という…

新年考 料理について

末っ子のウイルス性腸炎を移され、ようやく治ったほっとしたと思ったら、立て続けに夫からコロナを移されるという、泣きっ面に蜂みたいな年末年始である。 今回ばかりは、よほど日頃の行いが悪いのかもしれないと真剣に悩んだ。 我が家の病気の波はクリスマ…

「"Sr." ロバート・ダウニー・シニアの生涯」

2022年アメリカ/原題:Sr./監督:クリス・スミス/90分/2022年12/2〜配信 ロバート・ダウニー・Jr.は好きな俳優。すごく上手い人なのに、技量を堪能できるような作品にあんまり出なくて、もったいないことだと常々思っている。 それでもあのこじらせぶり…