選挙の投票日、明日。
メディアで自民党公明が苦戦、過半割れの可能性と報じている。
涙ながらに「助けてください」と叫ぶ自民党政治家は、では貧困や不遇や災害で困窮する多くの人々を、助けてきただろうか?
この20年余り、とりわけ第二次安倍政権後に私たちが身をもって経験してきたことは、ひとつの党に多すぎる数の力を与えると、すぐに腐敗や暴走が始まり、一旦権力を与えてしまったら、それを国民はどうすることもできないということだった。
今の政治がつくった30年前と今。
所得の中央値 550万円 → 372万円
社会保険料 35820円 → 67125円
銀行金利 2.08% → 0.001%
国家の税収 30兆円 → 71兆円
ディズニーランド入場料 4400円 → 1万円
物価は2割上がり、収入は3割減。
社会保険料負担は5割増し、消費税はじめあらゆる増税を重ね、今年の国の税収は過去最高額の71兆円。
総理大臣は、それでも消費税を下げるつもりはない、更なる増税が必要だと言い続けてる。
そんなめちゃくちゃな言い分でさえ、繰り返されるうちに私たちは慣れて、なんだかそれが当たり前みたいになってきてしまう。
何にでも慣れるというのは、とても恐ろしいことだ。
毎年こつこつ年金を納め続けた人が年金を月6万円しかもらえず、70、80歳になっても、痛む体を抱えながら1日中立ちっぱなしの仕事をし続けないと生きていけない国なんて、絶対におかしいのだ。絶対に。
どんな経済状態の人でも1万円買ったら千円は税金として間引くなんて、取りすぎなのだ。あまりにも。
30年前は消費税なんてなかった。それが当たり前だった。
私たち全員、いずれは70歳になる。
災害になったら見捨てられるし、ワクチン打て打てと言われて何かあったら「原因不明」と自己責任にされる。
こんな国を作った人たちに、もうこれ以上決定権を与えるべきじゃない。
能町みね子さんがこんなことを書いていた。
「『あなたの一票が日本を変える』というより『あなたが投じないせいで宗教票や組織票が日本を変える』のである」と。
政権交代までは出来なくても、与党が多すぎる議席を持つことがあまりに危険なことなのだから、過半数を阻止することがとても重要。
自民・公明・維新・国民民主が大勝したら、防衛増税は年内に決まると言われている。
ちなみに白紙投票は与党への委任状だから、完全無意味。