みずうみ2023

暮らしの中で出会った言葉や考えの記録

お祈りの習慣

昨日からの雪は、夜半に雨に変わったが、今朝もたくさん溶け残り、霧雨も降って底冷えがする。

それでも、いっぱい着込んで熱い白湯を入れたマグを片手に、暗いなか早朝のお散歩はした。

新鮮な空気を吸い込んで、小さなお祈りをしながら近所をひと歩きする。

しばらく前からの習慣になっている。

実は、自分は神様というものはさほど信じていない。

でも、お祈りをすると、自分が人生に何を求めているかを改めて確認することになるので、自分の大事にしているものや自分の中の優先順位がクリアーになる。

今ある状態で自分がどれだけ恵まれているか、どれだけすでに持ってて叶ってるかを改めて感じられる。

お祈りとは、焦ったり驕ったり気に病んだりしがちな自分にとって、今に立ち返る確認、点検作業みたいなものだ。

自分を信じる心や感謝の心は、花に水をやるみたいに毎日お世話してあげないとすぐにだめになるから、お祈りの習慣はなかなかいいものと思う。

昔はどの家にも仏壇や祭壇があった。毎日仏壇のお世話をして、りんを鳴らす習慣は、今ではだいぶ廃れてしまったけれど、信心深い人においてはもちろん、そうでない人にとってもそれなりに理にかなったことなのだと今更ながら気付かされている。

 

ふと立ち止まって、心を鎮めるひとときをもつこと。

自分のいる場所をきれいにしたり風を通すこと。

そういうささやかな、ちょっとおままごとめいた儀式が、思うより人を励まし立て直す底力になってくれる。

 

今日は風呂の日らしい。

このあと、今日の仕事を終わらせたら、娘氏と近所の日帰り温泉に行く。

おしゃべりしながら雪見風呂。わーい。