みずうみ2023

暮らしの中でふと心が動いたことについて書いています

2026-07-01から1ヶ月間の記事一覧

資本主義の現在地②

思い返すと、1980年代の日本では、資本主義を批判する人なんてほとんどいなかった。 その頃、日本は誰もがそこそこ豊かな「総中流社会」と言われていた。 冷戦によって、西側東側という概念がアメリカによって強く刷り込まれていて、資本主義(リベラルで自…

資本主義の現在地①

映画「急に具合が悪くなる」の中で、主人公の真理が「資本主義とは何か」について語ったパートは、濱口監督によると、アメリカの政治学者ナンシー・フレイザーの論を参考にしたもので、資本主義の本質をコンパクトに、かなり分かりやすく突いていたと思う。 …

最低の国会だった

7月25日、国会が閉幕した。 2月18日からの158日間。 この5ヶ月あまりに起こった出来事の数々を振り返って、改めて衝撃を感じている。 備忘録として、わたしたちが今置かれている状況を整理して置いておく。 自民党が全議席の2/3を占め、望む全ての法案が可決…

面談週間

数日前からぐっと一段ギアが上がり、身の危険を感じるような暑さ。 畑仕事がこたえるー。私は空調服を着て、虫に刺されぬよう、腕も顔も袖口まで覆って、完全防備。 今週は、一緒に働いていた同僚が2人、作業中に熱中症の症状が出て心配させられた。 今年の…

「夏帆」

2026年/村上春樹著/新潮社 よし、そろそろ頃合いだ、と思って、仕事帰りに名店ビルの有隣堂に立ち寄った。 見本を手に取って、一ページ目の最初の文を読むと、もう、ぎゅっと胸を掴まれて、このまま読み進めたい。 通常本屋のカウンターというのは、自分が…

「急に具合が悪くなる」

2026年フランス・日本・ドイツ・ベルギー合作/監督:濱口竜介/196分/公開:2026年6月19日〜 ここ数年の多くの映画の主要命題のひとつであり、時代が要請する問いは、「人間らしさとはなにか」だと思う。 どうして今、そのテーマが人の心を捉えているのか…

それぞれの「世界」

あ、ラズローさん亡くなったんだ、と夫氏が隣の部屋で嘆息した。 そっかー『巨星墜つ』だねえ、と返す。 世界的な科学者・哲学者として知られるアーヴィン・ラズロー博士。 彼の提唱する量子の世界から宇宙の世界までを貫く「システム哲学」や「量子意識理論…