《 東京理科大学 堀内有加里氏(薬学博士)によるレクチャー 要約 》
【10月から使われる予定の新型コロナワクチン】
全てオミクロン株J.N.1系統のワクチン
①組み替えタンパクワクチン 270万回供給 武田薬品
②mRNAワクチン 2527万回供給 ファイザー、モデルナ、第一三共
③レプリコンワクチン 427万回供給 明治製菓ファルマ
元々日本には、変異株ワクチンの承認は親ワクチンに対する条件が揃い、特段の懸念が認められなければ、動物実験や国内での臨床実験を行わなくても承認可能という法的ルールがある。
新型コロナワクチンは、従来のルールに加え、令和2年に新型コロナに特化して作られたルール(緊急承認など)を盛り込んだ特例法が採用されている。
しかし本来、感染予防のワクチンは、接種する地域の人種、遺伝状況、環境要因、衛生環境、医療環境など多様な要因が関係する。
海外の臨床結果だけでは日本での効果やリスクは判断できない。
【レプリコンワクチンは国内における臨床をやっていない】
レプリコンワクチンは、通常の薬の承認の際に行われる国内試験が一つも実施されないまま承認された。
(安全性薬理試験、その他の薬理試験、遺伝毒性試験、がん原性試験、生殖発生毒性試験、血中濃度、中毒域、食事、併用薬の影響、吸収速度、消失速度、クリアランス、分布容積、排泄、透析による除去率、特定の背景を有する患者)
現状、日本における薬物動態は全く不明の状態。
【問題を放置したまま、簡易的な法の建て付けを利用して承認されたレプリコンワクチン 】
従来の日本のワクチン行政の建て付けに則って承認され、実際インフルエンザワクチンなどの変異株ワクチンも同様のプロセスで承認されている。
しかし、mRNAワクチンは、極めて問題点や弱点の多いワクチンである。
何より死亡や重篤な副作用の数が100万人あたり15人と、群を抜いて被害が大きい。
(通常のワクチンは、100万人あたり1〜数人)
過去45年間に接種された全てのワクチン、12億回の接種で死亡151人。
mRNAワクチン、3年で4億回の接種で777人。
3年間のmRNAワクチンのみで、戦後全てのワクチン死者総数の5倍以上の死者を出している。
ワクチンで、健康な成人がこれほどの被害を受けているのは、あり得ないことだ。
このようなmRNAワクチンの問題点を、何も検証・解決しないままに、今回、レプリコンワクチン を変異株ワクチンとして簡易的な手続きで承認してしまっている。
mRNAワクチンと同等かそれ以上の健康被害が出ることが想定される。
【mRNAワクチンに限って、多数の死者が出ても中止も検証もしない】
これまでのワクチン行政において、1例か2例の重篤事例が報告された時点で一旦中止の判断がされてきた。
ところが新型コロナワクチンは、2000名以上の死者が出ても全く中止されない。
私はこのことに強い憤りを感じている。
とにかく一旦中止して、詳細を検討すべきではないか?
【ワクチンのガイドラインを作っているのは誰か?】
医療関係者向けのガイドラインに、「他者に移さないためにワクチンを打ちなさい」と書かれている。
人体が放出するウイルス量、mRNAワクチンを接種した人の方が未接種者より平均放出ウイルス量が多いことは、既に公的にデータ化されている。
ワクチンを打っても打たなくても変わらないどころか、逆に打った人の方が安心して歩き回る分、他人に移す確率は高い。
にも関わらず、認識のアップデートがされていない。
このガイドラインを書いているのはどういう人たちか?
日本環境感染学会、厚労省予防接種基本方針部会、厚労省予防接種・ワクチン分科会。
厚労省の役人や、製薬会社の関係者などが多数メンバーになっていて、しかも複数の部会に重複して同じ人がいる。
こういうことは改めねばならないのでは?
検討部会はそれぞれ独立して選出されるべき。