みずうみ2023

暮らしの中でふと心が動いたことについて書いています

許さないし、忘れない

朝起きたら庭が真っ白、雪景色だった。

何年かぶりにまとまった雪が降ったのが、選挙の当日になるとは。

天気予報を見たら、沖縄以外日本列島全部に雪だるまのマークがついていた。

さっき、もこもこに着込んで、パウダースノーの雪が降る中を投票に行ってきた。

それなりに人は来ていたけれど、投票に来られない人もきっと大勢いると思う。

帰り道、車椅子を息子さんらしき人に押されて、雪に打たれながらゆっくりと投票所に向かうお年寄りがいた。

 

投票を済ませて出口を振り返り、写真を一枚撮った。

許さないし、忘れないという思いをこめて。

今回の選挙はあらゆる意味において、違憲

 

この厳しい季節に「私でいいかどうかを問う」というほんとうにばかげた、やる必要のない選挙を、850億円もの国費を浪費して、突然強行した。

その当の本人は、討論の場にも現れないまま、一方的に仲間の前で演説をするだけで、ほとんど誰の取材や質問にもまともに答えることをしないまま、当日になった。

彼女には、人々に説明すべきことが、とてもたくさんあったはずなのに。

 

選挙に勝ったら、「民意を得た」としてそれが何かは分からない「国論を二分すること」を、憲法改悪を、させて欲しいと言うが、こんなアンフェアな選挙が民意であるはずもない。

いろいろあまりに卑怯すぎると思う。

 

戦争も差別も嫌だ。当然だ。

そう言うと、そんなきれいごと、敵に額に銃を突きつけられたらどうするんだ、と言う人がいる。

そんな言い方をする人には、あなたは想像力がきわめて貧困なのだと伝えたい。

 

そもそも「戦争をしないために」政治ができることは、たくさん、たくさんあるはずだ。

国と国が戦争に至るには、外交の失敗など、偶然を含むいろいろな出来事の失敗が積み重なり、事態の複雑化と悪化が進行し、進行したその果てに、戦争に至る。

その大事な過程を全部すっ飛ばして、眼前に銃を突きつけられるという究極の瞬間だけを引き合いに出して、軍国化を納得させようだなんて、あまりに稚拙な言い草だ。

究極最悪の状態だけを突きつけて、よりよい理想を語ることは現実的じゃない、お花畑だって言う。

そんなものは、人間の知性も世界の複雑性も全部無視して、暴力的にただ単純化する幼稚なロジックでしかない。

そんな単純な世界観を信じこんでいる方がよっぽどお花畑だよ、と言いたい。

 

でもその幼稚なロジックを、政治家たちは、毎日生き生きと口にしていた。

「もしも他国から攻められたら」「外国に乗っ取られたら」と、意気揚々と話していた。

ほんとうにほんとうにくだらないと思う。

 

不安や怒りを煽り、人をなびかせようとする者たちがあまりに多い。

人としての節度というものが、かなぐり捨てられている。

騙す者の言葉を真に受けて、脊髄反射的な感情を惹起される人たちがいる。

その感情は、ほんとうに自分のものか、本質はどこにあるのか。

今は、それを見極めるのがとても難しい世の中だ。

こんなにも分かり合えない、こんなにもかけ離れている。

そのことにずっと傷つき続けていた。

 

私の願いは、他国と戦争にならないために何ができるかを語れるような人に、国民の代表になってほしい、ということだ。