慌ただしい12月を、なるべく近しい人たちに思いを馳せつつ、なんとかかんとか目の前のやれることをして過ごして、なだれこむようにして2026年の世界に入った。
あけましておめでとうございます。
みな、生きてるだけで十分よく頑張っているのだから、できるだけつらいことや悲しいこと少なく、幸せで、優しい気持ちで毎日を過ごせますようにと思う。
そう思えるのは、私が私なりに充実した日々を過ごせているからなんだと思う。
誰かに惜しみなく渡せるくらいには、いつも心に余裕を持っていたいなと思う。
今年もまずは自分に優しく、親切に、自分を自分の一番の親友としてやっていく。
昨年の年の瀬は、とりわけ味わい深い日々で、いろいろな思いが去来したが、落ち着いて考えを書く時間が持てなかったので、また振り返りながらぼちぼち書いていきたいなと思っている。
書くことについての今年の目標は、とにかく!短く!書くよう努める。
最長でも2000字以内に収めるようにがんばろう。
うちには小さい子がいるから、いつも文章がこま切れでしか書けなくて、時を置いて見直すと、全部書き直したくなってしまうということが多かったけれど、なんか、もっと素直に、心が動いたということを大事に、さらさらっと書きたいものだ。
いろいろ欠けていても偏っていても、いいじゃないか。
それが名もなきブログの味わいなんだから。
大晦日は、遅くに年越し蕎麦を作るからと、紅白など観ながら、肉まんを蒸し、チップスやちょっとしたつまみを広げてだらだらと過ごした。
結局それでお腹いっぱいになって、蕎麦は食べられなかった。
ハイライトは、昨年ライブにも参戦した星野源のステージ。
私の2025年の1曲は、源さんの「eurika」だったなあ。
昨年騒動があって、脳面のような顔で演奏した源さんは、もう今後は紅白に出演しないと思ったが、京都から収録という形で参加するとぎりぎりで知って驚いた。
「創造」の祝福のような彼の言葉は、よい魔法使いの言葉だ。
昨年秋のツアーファイナルで「この6年。もう、うんざりでした。」と言っていたのに、それでも踏ん張って持ち直して、善きものを見せてくれた。
嘘やまやかしに気圧され、何が本当か分からない世界にあって、孤独に誠実にものを作り、与えることで生き延びていく人の存在は、希望としか言いようがないなと思いながら見た。
末っ子の寝静まった深夜に、近所の神社に夫婦で参拝することもできた。
切れるような寒さの中、焚き火に照らされながら手袋をした手を繋いで行列した。
参拝の順番が来て、自分と皆の健康をぐっと祈っていたら、顔を上げたら夫氏はもう隣にはおらず、後ろの人が待っており、10円で長く祈り過ぎたことに照れた。
昨年は、夫という人の、男の人の、弱さやしんどさをいろんな局面で感じ、いとおしく思うことがたびたびあった。
ずっと何もかも頼って、見上げるようにして一緒にいたのが、気付けば私の方が強くなっていて、心底びっくりした。
本当は、私たちは最初からずっとそうだったのかもしれない。
疎んじられていると思っていたのに、ずっと変わらず彼なりに好きでいてくれたことに気付いたことにも、相当驚いた。
私は何にも分かっていなかったなあ、と思った。
私は安心してここにいていい、私がこの家族の妻で母であることで家族に迷惑をかけてないし、かけていたとしても堂々といていい。
そのことが腑に落ちた昨年だった。
今年も、夫氏といたわり合って一緒に生きていきたいと思う。
毎日お花に水をやるように。
元旦の日中は、それほど寒くなく、空気は澄んでからりと晴れた。
いつものように朝からお雑煮の準備をして、年末に仕込んだいくつかのお節料理を重箱に詰めて、義実家に行った。
認知症のお父さんは、随分口数が少なくなった。
元気な時のお父さんは、誰よりおしゃべり好きでいつも場の空気を支配していたのに、昨日は一緒にいるのに蚊帳の外みたいに、ポカンとそこにいた。
中学2年の甥っ子と5歳の末っ子だけが暴れ犬みたいに異様に元気で、エネルギーの異和がすごかった。
大人はみんなやれやれって、でも子どもらの元気さに助けられながら、どうということもない世間話をして過ごした。
恒例になっている、車で5分ほど行った場所にある小さな神社に皆で初詣に行き、その後ついでにお墓参りも。
皆はわいわい先を行き、私は杖をつくお父さんの横をゆっくり歩いた。
急な勾配の参道を慎重に登りながら、「ここは、こんなふうになっていたのか。はじめて来た。」と静かに、感嘆するように言っていた。
彼の生きている世界は、どんななんだろう。
親たちは、生きている姿を見せることでいろんなことを教えてくれている。
風ひとつない湖面のような、しんと静かで心穏やかな、今年の始まり。
何か創り出そうぜ 非常識の提案
誰もいない場所から直接に独(いち)を創り出そうぜ
そうさYellow Magic
色あせぬ遊びを繰り返して
ぼくは生まれ変わった
幾度めのはじまりは澱むこの世界で遊ぶためにある
配られた花 手札を握り変える 運命を
あぶれてははみ出した 世をずらせば真ん中
やめられない遊びを繰り返した進化を
君に 外れものに 授ける
目下捻りだそうぜ 閃きの妙案
枯れ枝咲いた場所から手を振る
普通とばたつく未来を水平に見た考案
途方もない学びを繰り返して
時の大海で 喧騒の波間で 驚いた笑顔見せて
(「創造」by星野源)
全ては遊び。
淡々と、学び、つくって、笑っていこうっと。