しばらく前にどうやら鬱抜けしたみたいだって思っていたのだが、家庭内のもやもやが少し晴れただけで、結局心の中は曇り空みたいな日々を暮らしている。
若い頃はとにかく気分が短期間に乱高下して、それはそれでしんどかったのだが、歳を取ってくると、低調さが地味に延々と続く感じがある。
毎日朝起きた時、自分のコンディションを検分して、今日もlowかーいつになったら楽になるんやろうなあトホホ、と思っている。
たまたまヨシタケシンスケさんが自身の鬱気質について語ったインタビュー動画で、年々体力の低下と共に浮上するのが難しくなると言っていて、うんうん分かる分かるよ、そしてやっぱ身体はしっかり作っていかんとな、と思った。
先々週のこと。
私のひどい状態をなんとか改善してくれようとして、ある人がいっぱいアドバイスをしてくれるということがあった。
それで、半月経ってもまだぺしゃんこで、笑っちゃう。
『あなたは頭だけで生きている。
今ここにいない、他の誰かとか何かのことばっかり言っている。
何を話していても私は変わる気は全然ないと言われているみたい。』
全くおっしゃる通りで、ぐうの音も出なかった。
きわめつけは厨二病って言われた!笑。
厨二病ってなにかと聞いたら、相手は言葉に詰まって、Wikipediaを見せられた。
はああーそおっすかー。
確かに、こりゃ直接相手に向かって口に出せないわ。
なんとか浮上したくて、優しい友だちに甘えようと思い、咳鼻水で体調最悪なのに、珍しく末っ子を夜家族に預けてお気に入りのスペインバルで落ち合うも、うまく会話が続かないレベルで。
気まずくて酒をぐんぐん飲みすぎて、頭がぐるんぐるんしてきて、やばいトイレでちょっと吐いておこう、って思ったらトイレの扉がちょっとあいていて、狭い店内がさむいことになるという・・・
思い出しても恥ずかしくてぎゃーとなる。
でもそこは素晴らしいお店で、友達はもとより、お店の方も他のお客さんたちも、皆きわめてさりげなく何もなかったかのように振る舞ってくれたのだった。
早々に切り上げて、平謝りしながら解散し、夜の公園のベンチで少し酔いをさましてから家に戻ると、末っ子が大量のうんちとおしっこを床にぶちまけたらしく、夫氏がぐったりしながら後始末をちょうど終えたタイミングであった。
ごめんね手伝えなくてもうちょっと早く帰ってくれば、と言いながら、やっべ助かったと内心思った。
リビングの大変な臭いが惨事を物語っていた。
全部がんばって片してくれてありがとうよ〜〜
そういったカオスな出来事が数珠つながる感じで、いつも3ミリほど宙に浮いている。
それでも日々の食事をこさえ、掃除機をかけ、衣替えをし、畑で働き、無印良品週間を冷やかし、本を読み映画を見、なんとかつつがなく生きている。
さらに数日後から末っ子連れて飛行機に乗って帰省するらしい。ってひとごと感。
あり得るのか?
なんとかかんとかやるのみだわ〜