こないだ、空芯菜の収穫をしながら同僚の23歳男子Aさんと話していて、さすがに共通の話題もないなあ〜と思って、試しにおそるおそる自分の好きなYouTuberの話をしてみたら、え!俺もめちゃくちゃ見てますよー、いいっすよねー!としばし盛り上がって楽しい時間だった。
そのYouTuberとは、バッパーしょうたさん(Bappa Shota - YouTube)である。
今見たら、チャンネル登録者数は76万人。
まあまあな規模であるが、数年前と比べて3倍以上に増えており、最近の動画コメントを読んでいても、彼への注目度は赤丸急上昇中なのではないかと思う。
なぜAさんにおすすめしようと思ったかというと、以前、彼が今後の夢として「海外に行きたい、南米とかいいっすね、エチオピアとか」と言っていたから。エチオピアはアフリカだけど(笑)
しょうたがしばらく前から南米を旅中なので、タイムリーだなと思って話してみたら、そもそもAさんはしょうたの動画を見て海外や南米に憧れていたのだった。
私がしょうたの動画を見始めた頃、彼はスコットランド人の彼女とDIYでこしらえた大型バンで日本各地を旅していた。
そのうち家族の事情で彼女が帰国することになり、そこからしょうたはひとりで世界各国を旅しながら現地のリアルをレポートするというスタイルに入る。
そこから怒涛の快進撃が始まったというか、本当に素晴らしい濃い内容の「番組」を彼は生き生きと作り始め、私はすっかりファンになってしまった。
このクオリティの動画を、ほぼひとりで、世界各地の旅先から、週1本のペースで作り続けているなんて、本当にすごい。
この2年間のしょうたの進化にわくわくしながら立ち会っている気持ちで、毎週土曜日の更新をいつも楽しみにしている。
しょうたが19歳で初めて海外に出た時、全く英語を話せなかったのに、今では英語のみならずスペイン語も使って、垣根なく誰とでも話し、生き生きと世界を渡り歩いている。
独学だという動画制作のスキルも相当で、カジュアルにやってるけれども、撮影も編集も構成もそつがないし、センスもいい。
例えば、毎回新しい国に入ると、一発目の動画の冒頭でその国の歴史を5分程度で解説するのだけど、すばらしくコンパクトに分かりやすくまとまっている。
私が社会科の先生だったら、教科書なんかよりしょうたの動画をみんなで見て、あれこれディスカッションする方がよほど勉強になると思ってしまうくらい、楽しく見られて学びが深い。
でも何よりも得がたいのは、彼の愛らしい人柄と、まっすぐな好奇心と相手へのリスペクトに支えられたシンプルなジャーナリズムの精神だと思う。
どこにでもぐんぐんと入っていき、誰とでも打ち解け、驚くべき貴重な第一次情報をシェアしてくれる。
悲惨な悲しい状況をレポートする回もあるのだけど、それでも見終わった後はいつも不思議とどこか温かな感触が残る。
それは、彼は人を見下さず、見上げず、ジャッジしない。人を優しく見ている人だからだと思う。
すごく印象に残っている回がある。
フィリピン編のこの動画なのだけど、絶句するほどすごい内容だ。
マニラにあるスラム街、「ハッピーランド」(名前がまた)で暮らす人々は、主に「パグパグ」を食べて暮らしている。
パグパグって、何か。
それは、ファストフード店のゴミ箱をあさって、人々の食べ残し(チキンボーンなど)を集めてそれを洗ってまとめて炒め直して食べる「料理」のこと。
屋台でパグパグ屋さんというのがあって、皆それを買って食べている。
とんでもなくないですか・・・。
そしてしょうたは、えづきそうや〜って弱音を吐きながら食べ残しの回収から調理まで全部を取材して、その上でパグパグ屋台のおばちゃんからパグパグをもらって食べていた。
それで笑顔でおばちゃんに「It is delicious, thank you ! 」と爽やかに言った、しょうたはそういう人。
職場で10〜30代の若い世代の同僚たちと話していて、誰もが頑張り屋さんだけれど、今の日本ではなかなか未来に希望を見出しにくいのだろうなあと切なく感じることは多い。
そんな状況にあって、Aさんのような若者にしょうたは希望を与えている。
学歴や専門知識など全部すっ飛ばして、独学で自分のやりたいことをやりたいようにやっている。
何よりしょうたはいつも心から楽しそう。
こんな風に人と繋がり、こんな風に生きることもできるんだ。
しょうたは身をもって世界に示している。
あーなんて嬉しいことだろと思いながら、Aさんとわいわいしょうたの話をしていた。
今晩、最新話が更新になるので、夕飯後に見るのがとても楽しみ。