みずうみ2023

暮らしの中で出会った言葉や考えの記録

生後968日(2y/7m/26d)、ひとやすみ中

朝、肌寒い家の中にいたから、これくらいの服装かなと薄手のセーターとニットキャップで表に出たら、存外暖かくて、足元は裸足とサンダルというばらばらな状態で自転車に乗った。

辺りじゅうに春の気配を感じながら、ごきげんな気持ちで後ろに幼児を乗っけて、ペダルをぐんぐんと漕ぐ。

末っ子は、わいわいと何十人もの子どもたちがてんでばらばらで遊びにいそしんでいるあの空間がすっかり気に入ったようで、行きしぶりは全くない。

毎朝いそいそと自分から靴を履き、重い玄関のドアを押し開けて外に出て、自分で自転車の後部座席によじ登る。

道を走っていても、後ろから「(道を)わたってー」「こっちぃ こっちぃ」と園の方角を指差して、他の場所に連れて行かれないように念押しをしてくる。

 

転園してから言葉もぐんと増えた。

びっくりするくらい明瞭に助詞も入れてしゃべる時もあるけれど、根気はなく、大抵しゃべっているうちにだんだん何を言っているか分からなくなっていく。

それでも本人の気が済むまでは、長いセンテンスでも当然通じている、という風情で堂々と意味不明な言葉をしゃべり続ける。

指差して、めっちゃなにかを真剣に説明している。

そのたびに私たちは大笑いして、幸せな気分になる。

 

椅子に座っていると、後ろに回って抱きついてくる。その手はふっくらと柔らかで、ぱーんと張って詰まっていて、これからもっともっと大きくなるぞと告げている。

背中に感じる鼓動は、いつも走った後みたいにコトコトコト、と早い。その確かさ。

耳元に感じるくすぐったいような温かな息づかい。

ふとくさい臭いがよぎって、あれっ、うんちしたー?とズボンを引っ張ってお尻を見ようとすると、にやっと笑って階段下に走って逃げ込む。

ひとしきり追っかけっこしてつかまえるのがいつも一苦労。

やっとつかまえても、獲れたての魚みたいに動き回る。

そうやってぐじゃぐじゃにかまわれるのをいつも嬉しがり、末っ子は声を出して笑う。

 

午前中は大抵、ぶーぶーで園庭を縦横無尽に走り回っている

 

 

そろそろ春夏の服に入れ替えをしよう。

年々、服が少なくなってきている。

服を探して、悩んで買うことに時間をなかなか割けないし、試着は基本面倒だし、一旦「これ」という服を見つけたら、色違いや同じものを数点まとめ買いするようになった。

それらを順繰りに着て満足している。そういや部屋着も下着も靴下も同じだ。

体型も容姿も恵まれてるわけじゃないので、「これ」にそうそう頻繁に巡り会えないこともよく承知しているぶん、迷いがない。

その代わり、帽子、眼鏡、巻物、ピアスは日頃から取っ替え引っ替え、いつもこまごまと探しては買い足している気がする。

眼鏡は高いものなので、夫になんでそんなに何個も必要なの〜、と小言めいたことを言われる。

が、馬耳東風、夏に向けて調光レンズの眼鏡をまたひとつ買い足そうとひそかに心に決めて物色中。いひひ。

 

今日はこれから友達と、持ち寄りしてテラスで昼飲み+ランチ、たのしみ。

昨日は昨日で、娘氏と「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」を見て、感激、あああ見てよかったー。なんて優しい映画だったろう。

家族が順繰りに病気になったり、何かと気ぜわしかったここ何ヶ月かを、あっぷあっぷしながらも、涙しながらも、やっと乗り切れたので、ちょっとごほうび的にひと休みしている。

 

今年も庭のシンボルツリー、フォレストパンジーのピンクの花が散って、一斉に赤い葉が育ち始めた

 

剪定が下手で、雑木林化している 写り込んでいるのは、カツラ、月桂樹、トネリコ、レモンマートル、ユーカリなど

 

庭の入り口の花壇やちょっと空いたスペースをエディブルガーデン化する計画。

左端のビオラはエディブルフラワー。

他にイタリアンパセリ、ディル、ズッキーニ、つるなしいんげんも。

近々スイートバジルを買い足すつもり